2010年05月27日
水琴窟

お茶室に向かう門の所に
1枚板を彫った様な彫刻群がありました。
木の3D。

大日堂の、鳴り龍は、成り龍とも言われて
江戸時代に描かれた天井絵の龍の下で手を打つと
「きゅっ」といって
お願い事がかなうと信じられています。

何度か入ったので、今日はパスして。
アジサイを見に行こうかなーと思ったら
足元に、水琴窟という看板を見つけました。

手水鉢の水で手水すると、地下にその水が落ちていきます。
大きな甕が逆さに埋められていて、
水滴が落ちる音が幾重にもこだまし、夢のような音がします。
ガムランの高音のような
マリンバの高音のような
ハープの高音のような
それでもやっぱり、箏の高音のような音でしょうか。
そんな仕組みがわからなくてもわかっていても
聞こえる音は澄んでいて
「生きているうちに、いいことをしろよ」

看板の下には
八重咲きのどくだみもさいていました。