2010年12月05日
杣保(そまのほ)
羽村と青梅と奥多摩を合わせて
中世のころは
杣保(そまのほ)と言われていたんですって。
山に木を植えるとかいて杣。
木を育てている山と、きこりの意味もありました。
杣保の地を鎌倉幕府から受領したのが三田氏。
勝沼城を居城にして260年近くにわたって、
この一帯を支配したんだそうです。
三田氏一族の長淵郷からの開拓を受けて
小作地区や一峰院周辺、五ノ神に集落が作られてきて。
阿蘇神社の棟札に
三田氏が武州杣保長淵郷羽村安所(あそ)を
建てたというのが見つかっているそうです。
羽村って、
どんなことから出てきた土地の名前なのかなーと思っていました。
羽衣伝説はないようですが。
村というのは、新開の地。
羽(は)は、端という説もあるのだそうです。
長淵郷の東端。
これには異論があって、はっきりしたことはわからないようです。
ぐるぐる、かたつむりのように円弧を描きながら掘り進めた
”まいまいず井戸“
羽村駅のすぐ近くに現存します。(つづく)