2018年12月19日
平櫛田中彫刻美術館
「平櫛田中(ひらくしでんちゅう)彫刻美術館」には、これで3回目の訪問。初めての時は、ただただ圧倒され、何が何だかわからないうちに帰りました。去年は、赤福のお福さんの彫刻「五十鈴老母」をもう一度見てみたいと思い再訪。
今回はもう少し彫刻のことが知りたいと思い、11/25まで開催されていた“彫刻コトハジメ”の特別展にお邪魔しました。

明治元年から今年で150年となるのを記念した特別展は、田中(でんちゅう)先生に影響を与えた方の作品もあり、明治5年生まれの天才が花開かせた彫刻の世界を堪能できました。
ギャラリーにいた方が「田中先生は体が弱かったのだそうですよ」と。「体が弱いから何もできないというのではなく、弱くてもできることをする」そんな、意気込みについて語ってくれました。
国立劇場に展示されている「鏡獅子」の彫刻は、6代目菊五郎をモデルに22年もの年月をかけたもの。私は獅子の毛並み部分は毛でできているとばかり思っていたら、あれも彫刻!
流れるような毛並みには、ただただ驚嘆でした。
モデルの菊五郎さんはふんどし1枚。夏だからかな?
いや、彼はけいこをつける時、裸でやったものだそうです。それによって、骨の位置・関節の角度・筋肉の動きが見えます。着物を着てけいこをしたのでは、これが伝わらないから、、、と。
107歳まで現役で彫り続けた田中先生。

お庭には、100歳の時に大作を作るために、手にいれたくすのきが今でもあります。
作品に触れることで、強いパワーが私に移ってきました。
12/26(水)までは「小平と平櫛田中」展を開催しています。
平櫛田中彫刻美術館
小平市学園西町1-7-5
042-341-0098
10:00~16:00(入園は15:30まで)
火曜日休み(ただし祝日の場合はその翌日)年末年始休み
http://www.city.kodaira.tokyo.jp/dencyu/
今回はもう少し彫刻のことが知りたいと思い、11/25まで開催されていた“彫刻コトハジメ”の特別展にお邪魔しました。
明治元年から今年で150年となるのを記念した特別展は、田中(でんちゅう)先生に影響を与えた方の作品もあり、明治5年生まれの天才が花開かせた彫刻の世界を堪能できました。
ギャラリーにいた方が「田中先生は体が弱かったのだそうですよ」と。「体が弱いから何もできないというのではなく、弱くてもできることをする」そんな、意気込みについて語ってくれました。
国立劇場に展示されている「鏡獅子」の彫刻は、6代目菊五郎をモデルに22年もの年月をかけたもの。私は獅子の毛並み部分は毛でできているとばかり思っていたら、あれも彫刻!
流れるような毛並みには、ただただ驚嘆でした。
モデルの菊五郎さんはふんどし1枚。夏だからかな?
いや、彼はけいこをつける時、裸でやったものだそうです。それによって、骨の位置・関節の角度・筋肉の動きが見えます。着物を着てけいこをしたのでは、これが伝わらないから、、、と。
107歳まで現役で彫り続けた田中先生。
お庭には、100歳の時に大作を作るために、手にいれたくすのきが今でもあります。
作品に触れることで、強いパワーが私に移ってきました。
12/26(水)までは「小平と平櫛田中」展を開催しています。
平櫛田中彫刻美術館
小平市学園西町1-7-5
042-341-0098
10:00~16:00(入園は15:30まで)
火曜日休み(ただし祝日の場合はその翌日)年末年始休み
http://www.city.kodaira.tokyo.jp/dencyu/