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2019年01月10日

ひの宝モノ語り展

丘陵にあるので「日野市郷土資料館」に行くには、ちょっとしたハイキング気分です。(高幡不動駅から京王バスで「高幡台団地」下車すると5分)



教育センターの右手に資料館があり、企画展「ひの宝モノ語り展」は、ややトーンを落とした部屋で展示されています。資料室に保存されているものには、裏にいろいろな物語があり、宝物ともいえる理由が探究されています。



この「行李(こうり)」は、竹・柳・籐などで編まれた入れ物です。私も上京してくるときは行李の中に、文房具・衣類などを入れてきました。
何と、金婚式のお祝いに作られ配られたというモノ。どんな人がどんな使い方をされていたものでしょうか?




大きな道具です!畳2枚分くらいあるでしょうか。田植えの前に型をつける道具です。




均一に型をつけて、除草しやすくイネがまっすぐのびるようにする為のおおもとになる道具。資料館の力持ちの男性が、引っ張ってみたそうですが、かなり重いもので、重労働。それでも、型を付けた後から、田植えの集団が並んで行動し始めるので、それはそれは見ものだったでしょう。
広い四角の田んぼだからこそ使えた道具。日野は、江戸時代天領だったから、優れたコメ作りをされていたようですよ。

珍しいものが最後にありました。スズメや鶏がたくさんいた日野。サイフォンの原理を利用した、水やりは陶器でできています。今ではプラスチックに変わっていますが、それでも現存。




河川や丘陵という、自然環境にとても恵まれた日野市だからこその宝物たちが並んでいました。

「くらしの道具に光をあてる」展示は、4月14日(日)まで開催。
http://hino-museum.jp/tenji/kikaku

日野市郷土資料室
日野市程久保550
042-592-0981
9:00~17:00
月曜閉館(月曜日が祝日の場合は翌日閉館)
  
タグ :日野日野市

  • Posted by たまのり at 04:17Comments(0)おでかけ