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Posted by たまりば運営事務局 at

2018年03月27日

日野郷土資料室

七生丘陵にある「日野市郷土資料館」にお邪魔してきました。4・5年前に一度出かけたことがあり、「タネの話」「民俗収蔵展示室の道具」「ヒノクジラの化石」をもう一度じっくり見てみたいと思っていました。




七生丘陵や公園・庭などで見られる木の実。タネがどんなふうにして運ばれるのかという展示はとても興味深いものです。花が咲いて実がなり、その実を食べる時にタネが邪魔だなと人間は思います。でも本来の果実の果肉部分は、タネを保護して育てる栄養。

また、このコーナーでわかったこと。我が家の近くの公園にハナミズキの花が咲いていて、その花が落ちるとぼこぼこした突起が出てきます。そのまま、葉っぱの茂みで忘れてしまっていましたが、その中には赤い色のタネが入っていたのですね。

木の実を食べるだけでなく、むくろじは羽根つきの羽根の根元部分に、エゴノキの実はせっけんとしても使われていたものです。



いろいろな方から寄贈された民具は、実際に使用されたもので、それぞれに「使っていた人」「使われたもの」としての物語がたくさんあります。

手回しミシンには、エジプトのファラオが描かれています。シンガーミシンでした。

何と日本に初めてミシンを伝えたのは、ジョン万次郎。黒船に乗ってきたソーイングマシーンは、徳川13代家定に献上された!日本との文化や機械化の進歩の違いに驚いたでしょうね。






最後の部屋は、昭和46年多摩川で発見されたヒノクジラ(ヒゲクジラ類)の上顎の化石。昭島にもクジラがいたし、日野にもクジラがいたのですね。この化石はおよそ150万年前。




そして、平成12年同じく多摩川からアケボノゾウの足跡の化石が発見されています。

レプリカですが、大きな足跡には、社会科見学に来た小学生も驚きそう!




古い地層が露出しているところがあるので、日野ではこれからも大きな発見がありそうです。



なお職員の方から、本年12月15日(日)より、民俗収蔵道具にスポットを当てて、オリジナルの展示をされるということをうかがいました。行ってみます又。



日野市郷土資料館
日野市程久保550
042-592-0981
9:00~17:00
月曜日休館(祝日の場合は翌日)年末年始休み
  

  • Posted by たまのり at 15:44Comments(0)おでかけ