郷土の刀 集大成

たまのり

2010年10月17日 06:50

赤羽刀????
第二次世界大戦後、GHQが日本の武装解除の一環として
刀剣類を没収したのだそうです。

そうなんだ。

そのうち、日本に返却されたものが赤羽刀。
平成11年に、文化庁から全国の公立美術館・博物館に譲渡され
福生市では97振の譲与を受けました。

翌年の福生市市制30周年記念には、錆びたままの刀剣類を
展示したのだそうです。
【よみがえる武蔵国の刀工展ー福生市に譲与された赤羽刀ー】
97振の刀剣の中から、武州下原刀をメインに研磨修理されて
今回の展示に至っています。





「すみません、刀の魅力ってどこにあるんですか?」
と刀に見入っている方に単刀直入に聞いてしまう私。
【それは、歴史を知ることができるからです】

1本の刀を見るだけで、
だれがいつの時代に作ったのか
誰のために作って、どこで使われたのか、、、、
そんなさしずめ今でいうと図鑑も、数冊展示されていました。







太刀と刀は身につける時に刃先の向きが違います。
刀・脇指・短刀、、これらは長さで呼び名が変わるんだそうです。





また時代によって、刀のカーブ=反り が違います。


学芸員さんが、日本人と刀との長い歴史についても話してくださいました。
平安鎌倉時代から1000年もの間、刀が身近にあった。
だから日常生活の場面でも、
刀にかかわる言葉をたくさん使っているのに、気づかされました。
そりが合わない
元のさやに戻る


そのさやに入る刀は、1本。


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