多摩大好き

ブログのお友達に
「この赤いのなんでしょう？」と聞いたら
いろいろ出てきました。
紅ショウガ
明太子
パプリカ
唐辛子

あのー、ロールケーキなんですが。




大國魂神社の東隣にある、モナムール清風堂さんは
創業明治元年のもともとは和菓子屋さん。
いまは５代目がケーキ作りをされています。
お店の喫茶コーナーには、落雁の型が飾ってあり
とても珍しいものが倉庫にたくさんあって、
虎屋さんの展示会に貸し出すほどなんだそうです。

このお店の玄関は、
何と奈良平安時代の武蔵国府の国庁のあった門の位置。
裏手には国指定の国衙跡が整備され展示されています。





武蔵国府にちなんだケーキをということで、
昨年１１月から発売されているのがこのロールケーキ。
カステラには黒糖が入っていてしっとり。
冠位十二階の高貴な紫の衣をイメージして、
鹿児島産の紫芋クリームをつかっています。
そして、最後のお化粧は
食べる前にさらさらと降りかけます。
フリーズドライした苺をミキサーで細かくしたものです。




これは、国衙の正殿の朱色の柱をイメージしたものです。

パティシェにお話を伺いました。
フランスのケーキやお料理は、
甘さと酸っぱさが上手に組み合わさっているとか。
日本料理のように料理自体に砂糖やみりんを使わないので
最後のケーキは甘く、食べて幸せな気持ちに。
紫芋と生クリーの甘さの後に、イチゴの酸っぱさが来て
忘れられない味になりそうです。

モナムール清風堂
府中市宮町２－１－１
０４２－３６１－９７７４
年中無休
１０：００～２０：００